【記事訳】単独インタビュー　NORAZOチョビン

昨年の「サイダー」のヒット以来各方面で大活躍中のNORAZOですが、全然追えていなくて…
最近では、同じ事務所のパク・チフンさんと一緒に環境部の気候変化広報大使に任命され、様々な広報活動をしていますし、ウォヌムが覆面歌王に出演もしました。また韓国のブランドSPAOのクールテックシリーズとコラボしていますし、更に7月11日に封切りの劇場版「おしりたんてい/엉덩이 탐정」の主題歌(韓国語版)を歌ったり、新曲のリリースも控えている状況です。
ブログでNORAZOのことを書こうかなと思っても、次々と新しいニュースが出てくるので、もたもたしているうちにタイミングを逃してばかり…そこで、最新情報を追うのは諦めてマイペースで気になった事を記事にしてみようと思いました。
今回ご紹介するのは、半年前のチョビンのインタビュー記事です。昨年ヒットした「サイダー」のことやメンバーのこと、NORAZOの今後などについてチョビンが色々と語っています。つたない訳ですが、日本語にしてみました。記事の最後でNORAZOの最近の情報を少し集めてみました。

単独インタビュー　NORAZOチョビン
IssueMaker
2019. 1. 4. 9:35

「サイダー」のような歌で歌謡界の「スーパーマン」になる

町内の「兄」から力強い「野生馬」のイメージまで…変幻自在なチョビンの意外な魅力

画像＝ソン・ポスン記者

チョビンとNORAZOの縁、それは「お前の運命だ」

各時代で大衆に音楽で健全な笑いを提供してくれる歌手がいた。「Country Kko Kko」がそうで、「Can」もそうだった。最近ではグループ「NORAZO」が彼らの後に続いている。偶然にも、この3つのチームは男性デュオで成り立っているグループという共通点があり、歌手のイメージより、面白い人というイメージが強かった。しかし彼らの音楽は決して取るに足らなくはなかった。どんな歌手よりも様々なヒット曲で大衆から愛され、まさかの歌唱力で歌手としての力量も認められた。NORAZOもやはり今まで国民のヒットソング「スーパーマン」を始めとして「カレー」、「サバ」、「お前の運命だ」、「兄」、「野生馬」などの歌を披露し、代替えがきかない歌手として頂点を極めた。

人々が考えるNORAZOは、韓国のレディーガガを夢見るような破格のヘアースタイルと衣装、そしてパフォーマンスで視線を集めるチョビンと、その横でまともな姿で歌の上手いイケメンのイヒョクの二人のイメージが全てだった。それが2017年にイヒョクの脱退でファン達はNORAZOの存続の可否を心配するほどだった。しかしNORAZOはチョビンがいたので揺らぐことはなかった。多少の憂慮もあったが、彼は新しいメンバーウォヌムを迎え入れ、今までになく暑かった夏、新アルバム「サイダー」を発表した。最もNORAZOらしい姿でファンの前に再び立ったのだ。新しいメンバーウォヌムと第二期NORAZOの誕生を告げたチョビンは新曲「サイダー」を披露した後、歌のみならず各種バラエティ番組とCFを広く漁って、第2の全盛期を迎えている。2019年新年の初めから放送界のトレンドであり、CF界のブルーチップ(優良株)のNORAZOメンバーチョビンに会い、彼が考える音楽、そしてNORAZOの話をイシューメーカーが聞いてみた。

Q: この前(*2018年11月2日韓国MBSで放送)「私は一人暮らし」に出演以降、トレンドになった。人気を実感するか？

チョビン：「実は『私は一人暮らし』を撮影しながらたくさん心配したし、難しかった番組でした。普段の姿をありのままに見せたらいいということですが、面白くなかったらどうしようと非常に心配しました。幸いステージの上のチョビンの姿ではない人間チョビンのリラックスしている姿を好意的に見て下さり有意義な時間でした。今まで芸能人として15年以上大衆と交流してきましたが、『私は一人暮らし』の出演以来、今のようにたくさん気付いてくださり、応援してくださることはまれだったので、わくわくながら毎日を感謝して過ごしています。」

Q: 最近(*2018年8月21日リリース)新しいメンバーウォヌムと新曲「サイダー」を発表した

チョビン：「今年がとりわけ暑かったので爽やかな炭酸飲料水のように清涼感ある音楽を大衆にお届けしたい気持ちが大きかったです。その中でサイダーは親しみやすく多くの思い出を持っているので、これをテーマに歌を作ることになりました。ただ残暑の頃に曲が発表になり、一番暑かった時に大衆に爽やかな音楽を紹介できなかった点が多少心残りです。冗談ですが我々の曲がもっと広めるには暑さがもっと長引いたらいいのにという話を交わした記憶があります。今回新曲を発表して、ウォヌムと初めて息を合わせたので、プレッシャーがなかったと言えばウソになります。しかし我々が一番うまくできるNORAZOらしいイメージで登場したので、大衆もすぐになじんで喜んでくださり感謝するばかりです。」

Q: 新メンバーウォヌムの外見が元メンバーのイヒョクとそっくりです

チョビン：「ウォヌムはもともと中国で活動していた人でした。親しい作曲家を通して知り合いになりましたが、歌が魅力的でした。その前までは顔を全く知らずに、ウォヌムが韓国に戻ってきて初めて会いました。私が見てもイヒョクと雰囲気が似ていて、すぐにイヒョクに電話をかけて君とそっくりの人がいたんだけれど、後でみんな一緒にステージに上がったらおもしろくなりそうだと話をした程でした。ウォヌムに初めて会った時は彼の中国キャリアを絶たせてしまいたくなかったので、プロジェクト型の音楽を準備しようとしましたが、しばらく考えた末に、いいタイミングでウォヌムをNORAZOに合流することができました。ファン達もやはりウォヌムの外見がイヒョクと似ていると言い、「イヒョク(2ヒョク)が去ってサムヒョク(3ヒョク)が来たね」という冗談も言っています。けれども私はウォヌムがイヒョクを飛び越えてサムヒョク(3ヒョク)でなくイルヒョク(1ヒョク)になれると確信しています。」

Q: イヒョクの脱退以降、困難はなかったのか？

チョビン：「これまでNORAZOでパフォーマンスは私が担当し、ボーカルはイヒョクが担当していました。イヒョクという素晴らしいボーカルがいたので私のパフォーマンスが一層輝き、イメージが全部のチームでなく実力派グループとしても認められてきました。NORAZOを最初に結成した時からイヒョクに、いいタイミングが来れば本人が望む音楽をさせてあげると約束していたので、これ以上私の欲張りで捕まえると彼にとって傷になりそうでした。これまで一緒にしてくれただけでも本当にありがたく、これからはウォヌムと一緒にイヒョクの空席をちゃんと埋めて新しい音楽を見せられるから希望的です。最近でも新しいアルバムがうまくいき、自分も嬉しいというイヒョクの連絡を受けましたし、今後、私とイヒョク、ウォヌムの3人が一緒にするステージも夢見るようになりました。」

Ｑ：NORAZOは本人にとってどんな意味であり、NORAZOを守れた原動力が気になる

チョビン：「NORAZOは私の人生の全てだと言えます。『私は一人暮らし』で披露しましたが、私の本来の姿は才智あふれる性格ではありません。そのためかえってNORAZOという名前でステージの上でのパフォーマンスにずっと大きな愛情があります。至らない私が大衆にこれだけ愛されたのもNORAZOだったから可能でした。長い間NORAZOと共にしてきたイヒョクと、一緒にしてくれるウォヌムに心より感謝の気持ちを持つ理由でもあります。」

画像＝ソン・ポスン記者

NORAZOの音楽は「サバ」と「カレー」でないご飯だ。NORAZOのチョビンと話しをしながら彼の人生においてNORAZOはどんな意味なのか十分理解し共感できた。それなら大衆にとってNORAZOは楽しく面白くてエネルギー溢れる歌手だが、チョビンが考えるNORAZOはどんなグループなのか？彼は間髪を入れずに、NORAZOは「ご飯」だと答えた。人々はNORAZOの歌の曲名のようにカレーやサバなどのおかずは大切に考えるが、ご飯の有難さは感じられない。けれども我々は韓国人なので何を食べても結局ご飯がなければ物足りない。彼は温かい白米と同様、NORAZOの歌も聞かなくたって暮らしていけるが、実際に聞かないと物足りなくなって、探して聞くようになるのであり、いつも大衆の側にいるNORAZOになりたいと強調した。彼が伝えるNORAZOのまた別の物語が気になり、インタビューを続けた。

Q. 歌以外にもステージ衣装とパフォーマンスへの期待が次第に高まっている。プレッシャーはないのか

チョビン：「毎回、風変わりなステージと衣装を大衆に見せなければならないというプレッシャーがありました。けれども今はそういう肩の荷を少し下ろそうと思います。絶えず過度な設定を続けるとだんだん手に負えなくなりそうなので、時にはソフトに力を抜くのも悪くないと思います。今までは派手な姿ばかり見せてきたので、平凡な我々の姿がむしろ新鮮に思えるかもしれません。更に最近では頭皮ダメージや円形脱毛ができたりして、先日のシューズのCF以降は頭皮ダメージの後遺症もありました。今までは職人魂のためもっと刺激的な衣装を見せていたなら、これからは少し抑えて、見える姿だけでなくNORAZOらしい歌で大衆に愉快さを伝えるよう努力します。

Q: 数多くのヒット曲があるが、NORAZOならではの隠れた名曲をおススメするなら

チョビン：「大衆にとってNORAZOは楽しい音楽をする歌手というイメージがありますが、我々のアルバムの中にもバラード曲があります。3集収録曲の「演劇」の場合、異性間の愛を歌った可憐な曲で、特にイヒョクのギター演奏が注目に値する部分でしょう。その次には、私がペットがとにかく好きなのでペットの観点から作った「ワンちゃん」という曲があります。捨て犬問題を広めようと作ったもので、ペットを育てている方がこの曲を聴くと皆涙が出てきたといいます。最後に「錐」という曲がありますが、典型的なロックバラードで哲学的なメッセージを込めており、NORAZOのマニア層に特に人気の曲です。」

Q: 発表した曲が期待ほどに反応を得られない時、どのように克服するのか

チョビン：「我々が音楽を作って、大衆に期待していたことが得られない場合も多いです。残念に思いますが、スランプに陥りません。我々の音楽に酷評を寄せる方もおられますが、彼らの意見に集中するよりは、一人でも我々の音楽を聴いて幸せになるなら、その方たちのフィードバックに満足しようと思います。NORAZOもやはり完璧ではないので、大衆からそっぽを向かれると思います。このような試行錯誤の中にNORAZOならではの新鮮味とアイデンティティが生まれました。これからも今のように大衆の反応に傷つくよりNORAZOらしい姿でステージで前だけを向いて全てをぶちまけようと思います。」

Q: NORAZOあるいはチョビンの歌手生活でクライマックスはどんな瞬間なのか

チョビン：「今までの瞬間でクライマックスを選ぶとするなら、イヒョクと出会った瞬間です。イヒョクと一緒だったのでスーパーマンという曲もより輝き、この曲を通してNORAZOも私も人生のターニングポイントを迎えたからです。イヒョクがいなかったらスーパーマンという曲もなかったですし、この曲がなかったら、以後NORAZOと私はジャンルの変化や別のチャレンジをしたのではないかと思います。もっと選ぶならNORAZOの曲の中で、たくさんの音楽を作ってくれたdkを知るようになったのも大きな幸運でした。今後NORAZOのクライマックスを夢見るなら、10年後に大型スタジアムで単独コンサートを開催し、以前の映像の中の姿に涙が込み上げてくる姿かもしれません。この瞬間にはウォヌムだけでなくイヒョクも一緒だといいなと、こんな想像だけでも幸せになります。」

Q: 人間チョ・ヒョンジュン(本名)が歌手チョビンに言いたい言葉があるのか

チョビン：「これまで誰よりも一生懸命やったということは、ほかならぬ僕が一番よく分かっている。責任感もプレッシャーも多かったのに、へたれずにここまで来たことだけでも大したもので、これからもうまく乗り越えていけると信じている。どんな状況になっても今のように愉快な姿を維持して歌手チョビンでない内面のチョ・ヒョンジュンがちゃんと生きていけるように、今のようにしっかり踏ん張って勇気を出してほしい。」

Q: 新年を迎えて(*2019年1月の記事なので)NORAZOを愛するファンと読者に残したい希望のメッセージがあれば

チョビン：「今までNORAZOのチョビンを愛してかわいがってくださり本当にありがとうございます。昨年2018年の心残りをすべて振り払って、新年には愛、お金、名誉も大切ですが、これからも我々と一緒に楽しく遊ぶためには健康が最優先ですので、いつも健康でいてください。昨年の夏が、いつもに増して暑かったように、反対に今年の冬はとにかく寒くて長いといいます。たとえ体は寒くても心は暖かくなるよう、我々らしい歌とパフォーマンスでお目にかかります。」

NORAZOチョビンのインタビューを終えて彼に次のアルバムについての計画も尋ねた。彼は「今まではサイダー、カレー、サバなど食べものが多かったですが、これからはイメージを拡張していきたいです。特定の事柄でなく漠然と楽しめる、普段我々が使用する歌詞でなくスキャットのように独特な中毒性のある歌で新しいNORAZOの姿をお見せしようと思います。」と今後の音楽計画を明らかにした。歌を聴きながら何かを想像できる歌がいい歌だというNORAZOチョビン。忙しく早く回っている現代社会で、ちょっと聞くだけで耳にすっと入ってきて集中できる良い歌で、大衆に余裕と休息をプレゼントしようとする彼の真心にホンモノが感じられた理由だ。

イシューメーカーキム・カプチャン記者

記事原文↓
https://blog.naver.com/issue7177/221433914475

（日本語訳：花かんざし）

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☆環境部気候変化広報大使